2008/09/14 (日) 渋谷行

午前中はメールでの調整事、英文レター作成など。

午後1時から渋谷でチラシ配り。
中国政府によるチベット人への拷問停止を訴えるための、国連人権委員会に提出するオンライン署名の宣伝。Mixi の有志による企画で、7月のパルデン・ギャツォさん講演会を聞いたことがきっかけで立ち上げた、という。中でも中心メンバー2名はきわめて行動力が高い人々。自伝復刊の連絡にもすばやく反応し、「パルデン師自伝復刊決定!」の速報入りバージョンのチラシをいち早く作成してくれた。……これは、復刊首謀者としては行かずばなるまいて!

午後6時までチラシを配る。あまりの反応の悪さに最初、少し抵抗を感じるが、復刊ドットコム担当者の「1000人中999人の日本人はチベットに興味ない」という言葉を思い出して、そのレベルに心のゲージを合わせる。そりゃそうだ、なんといってもエゴエネルギーの強い渋谷だし、もともとビラ配りというのは、目的地に向かって歩いている人々を邪魔するような行為なのだから。

行だと思えば、なんてことはない。「ヨロシクオネガイシマス」は、いわばマントラ。受け取ってもらえない方が唱える回数が増えて行になるのだ、と思い至ったら、ふっきれた。いつも明るくしているチベタンを見習って、笑顔、笑顔。笑顔で拷問禁止要請のビラを配る、というのも変かもしれないとは思ったけれど、深刻そうな顔をしていたらますます受け取ってもらえない。その点、「ひたたれ」のコスプレで終日がんばっていた人もいて、いいアイディアだと思った。渋谷という場所柄、なにか面白いイベント?と一瞬勘違いした人々の目を確実に惹いていたようだった。

途中、声が枯れた時もあったが、人間観察の格好の機会、なかなか面白い経験になった。
気づいた点については Mixi 日記に書いたので、省略。

ひとつ、少し不思議なことがあった。

午後4時ごろだったか、3メートルぐらい幅のある歩道の、車道寄りの端で配っていた時に突然、歩道の反対側、駅寄りの端からこちらを見ている4~5歳ぐらいの男の子に気がついた。まるで、忽然と現れたような感じ。幼稚園児ぐらいの背丈の小さい子供なのに、親の姿がない。

その道は駅のすぐ脇の歩道で、人々は皆、右から左あるいは左から右へと忙しく往来しており、道の向こう端に立っていること自体が奇妙なのだ。歩いてきて偶然そこで立ち止まったとしても、そこに来るまでの間に、私の立ち位置からは必ず見えていたはずなのに、その瞬間まで気がつかなかった。小さい子供だったから、傍を歩いていた大人の姿にまぎれていたのかもしれない。いずれにせよ、大人に付き添われていない幼児一人、というのが、その場所がらかなり不自然で、そんな子供ひとりがうろうろと近づいてきていたのにまったく気づけないほど、自分が無心でチラシ配りに夢中になっていたとは思えないのだけれど。

私が気づくやいなや、その子は私の目を一瞬、正面から見据えた。(その目がまた、幼児であるはずのに、知性にあふれたその眼差しが……。) そうして、「うん」と言うように大きくうなずき、トコトコと道を横切りながら近づいてきて、私からチラシを一枚受け取ると、そのまま左の方へ駆けていった。

驚いて、「向こうの方に家族がいるの?いったいどんな親御さん?」と興味津々で、駆けていく後姿をずっと目で追っていったのだが、その子は誰にも合流しないまま、彼方で見えなくなった。


朝食:いろいろ
夕食:豆乳ヌードル


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チベットのためのオンライン署名プロジェクト
http://www39.atwiki.jp/signature4tibet

渋谷駅前でオンライン署名広め活動 (Mixi ID 「ねこみみ」氏による写真)
http://nekomimi.la.coocan.jp/free_tibet/ft080914/index.htm
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by epea | 2008-09-16 12:53 | 日常雑記
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