「人気」と「影響力」の相関関係

パユルの記事『世界の尊敬される指導者:投票結果』(デリーに出張中の中原氏ブログでも紹介)について、この投票結果の元データへのリンクがパユル上に掲載されていないようだったので探してみたところ、France24のサイト内にそれらしきページを見つけました。
視覚的に、なかなかおもしろい作りになっています。

まず、World Leaders Barometer のページに飛んで、下の方に表示される紺色のボタン「WATCH THE BAROMETER」をクリックすると、世界各国の指導者19名に関するアンケート結果の総計が、色別グラフで展開される仕組みになっています。
紺色の棒グラフが、人気度(popularity)。
藤色の棒グラフが、影響力(influence)。
棒グラフの横に、順位の数字が表示されます。

たとえばダライ・ラマ法王の場合、「人気度」については71%もの回答者から支持されて第1位、「影響力」については37%で13位。胡錦濤主席の場合、「人気度」は10%にとどまり17位であるのに対し、「影響力」は52%の回答者が認める第6位。
(2008年11月29日時点)

法王と胡錦濤氏の結果が上下に並んでいて一目瞭然なのは、「人気度」と「影響力」は残念ながら反比例しがちという、普遍的な傾向でしょうか。

このアンケートの対象国は、ドイツ、イギリス、アメリカ、イタリア、フランス、スペインの六カ国だそうで、国別の投票結果は右上方あたり、「Choose a country」の文字の隣に並んでいる小さい国旗をクリックすると、表示されます。
国別の結果では順位までは示されませんが、パーセントの数字を見れば明らかです。
この、国ごとの人気や評価の違いを比べてみても、なかなか興味深いものがあります。

ちなみに、6カ国総計のデータにおいて、法王に次いで「人気度」第2位を獲得しているのはドイツのメルケル首相で、54%の支持率。メルケルさんは「影響力」でも60%を取得して第3位と、両方の尺度ともにバランスよく高得点で、この女性首相が欧州各国で高い評価を得ていることがわかります。
ライバル国のフランスにおける結果を見ても、「人気度」70%・「影響力」66%という、大そうな健闘ぶり。同じ女性として(……などというのは実際おこがましい限りですが)、たいへん心づよく、喜ばしい結果です。

……ただし、このアンケートを見て最もこととすべきは、日本国首相がアンケートの対象にすら挙げられていないという点に尽きるかもしれません。
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by epea | 2008-11-30 00:38 | チベット・中国関連
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