独立国家チベットの地図を微笑んで指さす法王

ジャムヤン・ノルブ氏が2月27日に更新したミニコラムを抄訳します。

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『法王、独立国チベットの地図をご覧になるの図』
"DALAI LAMA DISCOVERS MAPS OF INDEPENDENT TIBET"
by Jamyang Norbu
February 27th, 2009

読者の皆さんと共有したいものがある。この写真と、法王のベニス訪問について、ヨーロッパ在住のチベット支援者マンフレッド・マネラ氏が書き送ってきてくれた手紙だ。
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(写真は、ジャムヤン氏のブログ記事より転載)

「法王によるベニス訪問は、想像を超えた大きな成功を収めました。法王はベニス名誉市民の地位を授与されました。地元の政治家はすべて、偉大なるカッチャーリ氏から、対極の立場にある政治家にいたるまで、みなチベットの独立やチベット人による自決権についてしか話題にしませんでした。中道や自治については、遠まわしに述べられることすらありませんでした。そして法王は、マルチャナ図書館を訪問されて中世の古文書や非常に古い地図上でチベットが独立国として扱われているのをご覧になった時、喜んでおられるご様子でした」

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この記事の読者コメント欄では、チベット王国が記されている他の地図へのリンクを紹介している人もいます。

ボブ・パレ氏は、1490年代に作られたマルチン=ベハイム地球儀 に描かれている地図のコピーを、法王に差し上げたことがあるそうです。その地図には "Thebet, ein Konigr." つまり「王国・チベット」と記されているとか。

「地図の歴史の部屋」:ニュルンベルグ国民博物館に所蔵されているマルチン=ベハイムの地球儀は世界最古の地球儀だそうです。

ただし、今回のジャムヤン氏の記事には早々と、鋭いツッコミも入っています。

地図なんて誰でも作れるし、中国側も好きなように作ってるわけだし(韓国・モンゴル・シベリア・日本まで中国領に含まれている地図もあるらしい・笑)、地図にそう記されているからといってチベットが独立していた証拠にはならないでしょう、ってことです。

「地図の真価は、地名や国境を定めるところにあるのでなく、それを発行する権力者が自らの領土を他者に主張するために制作される点にある。
地図の第一義は真実の表現ではなく、覇権主義の発露にあるのだから」

……ふむふむ、なるほど。いや~、ジャムヤンさんの読者はなかなか手ごわい!

(りんかさん、特別会議記事のコメント・お勧めナンバーについて、お返事遅れていてごめんなさい。)
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by epea | 2009-03-03 22:56 | Jamyang Norbu
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