朝日の書評で、丸善・夢の表舞台に

本当は、7日(土)のSFT Japan主催イベント「チベット・抵抗の50年」について書こうと思っていたのですが、ビッグニュースが飛び込んできたので、とりいそぎ変更。

先のエントリでも書きましたが、『雪の下の炎』が3/8(日)朝日新聞の読書欄にとりあげられています。11面、「話題の本棚」のコーナー。筆者は、竹端直樹氏です。

「チベット問題」をテーマに、「『ラサ蜂起』 50年後の『沈黙の抗議』」と題して、先週のロサルが「沈黙」で覆われた追悼のロサルだったことに絡めて、チベット関連書籍を4冊、紹介くださっています。すべて、表紙写真入り。

・大井功著 『「チベット問題」を読み解く』
・パルデン・ギャツォ著 『雪の下の炎』
・アブラム・ラストガーデン著 『チベット侵略鉄道』
・ロバート・サーマン著 『なぜダライ・ラマは重要なのか』

……いやまったく、素晴らしいことです。どの新聞紙の学芸欄が動いてくれるかしら……と思っていましたが、まずは朝日さん、やってくださいました!

プロ中のプロがお書きになっている評論に私ごとき素人が感想をつけるのもおこがましいかぎりですが、用語遣いを拝見するだけで、評者の方は深い理解にもとづいて書いてくださっていると察せられます。
・「昨年3月、チベットで騒乱が発生。」 → 暴動ではなく、なるべく公平な立場から「騒乱」
・「これを武力鎮圧した中国に対し、……」 → 「武力鎮圧」 そのとおりです
・「……『ラサ蜂起』50周年は間もなくやってくる。」 → はい、1959年の事件は国際的にも Lhasa Uprising として定着していますから、まったくもって適切

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嬉しくなって、夕方から丸善・丸の内本店まで足を伸ばしました。

丸善・丸の内の1階は、新刊・話題の本のいわば表舞台であり、激戦区だと思います。日本の中枢、東京駅を通過する数千もの人々が毎日資料を探しに、または用件の合間に足を運ぶ場所、あるいは丸の内に勤務する人々がお昼休みや退社後に立ち寄って、その時の旬の話題をさらっていく場所です。数年前にOAZOとしてリニューアルした時に話題になりましたが、天井が高くて開放感のある磨き抜かれた店内、書店員さんもホテルライクなサービスを意識しているという、きわめて華のある書店さんです。

入り口をまっすぐ入っていってエスカレーター脇を通り過ぎ、つきあたりの会計の並ぶ手前の右手、真っ白で大きな壁に、「書評コーナー」があります。4大新聞の日曜書評欄が、見開きの紙面のまま入りそうなぐらい、大きなサイズの立派な額に収められて掲示されているという、まばゆいばかりの表舞台です。

額の下には、それら書評でとりあげられている本の数々がおかれていて、この前にはいつも必ず、必ず誰かが立ち止まって本を手にとっています。およそ、日本で新刊書を出す人々の中で、この場所を夢に見ない人はいないのではないか?!?……などと、常々、勝手に思っていた場所。実は1月下旬、復刊した『雪の下の炎』が書店に出回り始めた時も丸善に来て、しばらくの間、この前に立ったまま、ぼーっと夢想していました。

「あぁ。あの額の中に、『雪の下の炎』を語る文章が入ったらなぁ……!」
「この下に、『雪の下の炎』が置かれたらなぁ……!」 

それが実現してしまうなんて、、、ねぇ!(泣)

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残念ながら、『雪の下の炎』の本自体はまだおかれていませんでしたが、おそらく現在、品薄状態だから。重版の印刷が仕上がったら、きっとここに並ぶでしょう。(7日のイベントには間に合わなかったけれど、まもなく印刷があがってくる予定のはず)

すばらしいですね。夢みたい。

そうそう、復刊版の初版が欲しい人は、早く書店に走ってくださいね! 今のうちに確保しておかないと、じきに売り切れて、なくなってしまうかもしれませんから。

(上の写真では著作権を尊重し、文面の判別できない画像を載せています。『雪の下の炎』ほかチベット書籍の書評は、左側真ん中より少し上あたりの位置。

けれども、日曜日に朝日新聞を読み損ねた人も、きっと大丈夫。
「話題の本棚」は、紙面掲載が日曜ですが、ウェブ版では水曜更新となっていますから、次の水曜11日にこの書評が掲載される可能性が高いです。10日のアップライジング・デイの翌日、というタイミング。忘れずにチェックしましょう!)
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by epea | 2009-03-09 03:12 | 『雪の下の炎』 復刊
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