蜂起50周年関連ニュース

パユル記事の訳は出回っているようですので、それ以外をいくつか。
抜粋抄訳です。

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Voice of America
"Tibet Uprising Anniversary Marked by Global Protests, Prayers"

蜂起50周年を記念して、世界中のチベット人や支援者が抗議活動や祈りの儀式を行った。
オーストラリアの首都キャンベラでは大規模なデモ、警察による逮捕者も出たとのこと。
現在EU議長国であるチェコでは、マーティン・ブルシク環境大臣が自分のオフィスの外にチベット旗を掲揚。

米国ワシントンではロバート・ウッド国務省報道官が、中国政府との間の実質的な対話の呼びかけについて繰り返し言及、またクリントン国務長官が50周年に関する声明を発表する見通し。米国議会では今週中に、チベット問題に平和的解決をもたらすための国際的な取り組みに関する決議(拘束力はなし)への投票が行われる。中国側は反発。

ネパールでは数百人のチベット人がカトマンドゥ付近の寺院で祈祷集会。スローガンを叫び、警察とのもみ合いも。

台湾では最大野党が高雄でチベット支援集会を開催。首都ではキャンドルライト集会を実施。

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英 The Times
"Lockdown in Lhasa as Chinese police brace for Tibetan protests"

中国、チベット本土に武装警察を大量投入、僧院を包囲。
ラサでは黒塗りのバン(特殊暴動対抗警察)が、ジョカン寺の周囲をはじめ通りを巡回。
武装警察隊の人員は、各分隊あたり5人→13人に増強。

10日、街中に巡礼者の姿はほとんど見られず、商店も閉ざされていた。ホテル主いわく「警察のチェックが厳しく、常にIDを携行していなければ。」

ラサ市内では盗聴されるため、携帯電話は無意味。
さらにChina Mobile(携帯通信事業者、中国のドコモみたいな感じ)は「3月10日から4月1日までシステム保守」を通告、チベット人がメッセンジャーで街の様子を外部に送信するのを防ぐ目的とみられる。

【蜂起50周年記念写真特集はこちら】

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India Times
"Tibetans mark 50th Uprising Day"

【ブバネシュワール】1963年からインド・オリッサ州に住んでいる数百人のチベット人が10日、蜂起50周年に合わせて大集会を実施、自分達の帰還に向けて対策を始めるよう中央政府にアピールを行った。
「数千人のチベット人が亡命生活を送る一方、数百万の人々は中国政府の占領下にある本国で悲惨な生活にあえいでいる。この日は、過去50年間に行われてきたチベットにおける著しい人権侵害に対する抵抗の日」と、チャンドラギリから来たチベット人ジャンペル・ドンドゥップは語る。

「チベット人は最も過酷な暴力にさらされてきた。『チベットでは大量殺戮が行われてきた』と国際法律家委員会が認めるほどだ」と、チベット青年会議(TYC)議長のナムギャル・ツェリンは述べている。

チベット人は中央政府に対し、中国政府が「強打(strike-hard)運動」や「愛国再教育運動」ほか様々な弾圧をやめるように圧力をかけるよう望んでいる。

「国際メディアが自由にチベットから報道できるように、中立の国際調査団がチベットにはいって2008年3月以降の蜂起運動について調査できるように、国連特別報道官ほか、人権関連の高等弁務官らもチベットに入れるように要請しています」と、チベット女性協会(Tibetan Women's Association)ツェリン・ドルマ会長は語っている。

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AP通信
"China clamps down on anniversary of Tibet uprising" ←軍人パレードの写真あり

【康定】10日、50周年を警戒した武装警察が、チベットおよび反体制色の濃い中国西部の街や村々にあふれた。

チベット人も旅行者も、警察のIDチェックが厳しくなったと語っている。
「通りには武装警察の姿が増えた。バス停、交差点、裏道にまでいる」と、北京の旅行代理店に勤務する者は言う(弾圧の隠蔽を図る政府からの報復を恐れているため、匿名希望)。

昨年激しい抗議活動の続いた四川省甘孜(カンゼ)康定の街では、マシンガン装備の軍や対・暴動警察の隊列が中央広場を行進。

近日の重点的な武装警察配備については様々なチベット系コミュニティから伝わってくるが、ほとんどのチベット域(中国全土の約4分の1)から外国人観光客や報道機関が締め出されているため、状況の確認はきわめて難しい状態。

ラサ在住者はChina Mobileより「3月10日から5月1日まで」ネットワーク改善のため通話やメッセンジャーの通信が乱れる可能性がある、との通知を受けている。
(訳注・英タイムズ紙の記事では「4月1日まで」となっています)

他の街の住民も、チベット人や宿泊客に対するID検査が厳しくなっていると証言。Changdu(訳注・Chengdu?たぶん成都のこと)のホテルの女性によれば「青海省や甘粛省から来たチベット人はIDカードを示さなければならないが、漢人にはその必要はない」

チベット第三の都市ツェタンのホテルに勤めるある人(匿名希望)は、警備は先週から特に厳しくなったと語っている。「警察が毎日、宿泊客のチェックに訪れる。比較的静かな状態ではあっても、今はきわめて厳格なセキュリティが敷かれているのを感じる」

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Epoch Times(大紀元・英語版)
"Tibetans March for 50th Anniversary of Uprising Over 2,000 march from Brooklyn to U.N." ←NYデモの写真が迫力

【ニューヨーク】蜂起50周年を記念して10日、ニューヨークでは大行進が行われた。ブルックリンボロー・ホールを起点にブルックリン橋を渡り国連本部、中国大使館/領事館前を経由して、夕方にはユニオンスクエアに到着した。

チベット亡命政府のサイトによると「中国軍情報部の報告書でも、人民解放軍が1959年3月から10月の間だけでラサおよび周辺地域におきた抵抗運動でチベット人87000人を殺戮したことを認めている」という。その後、推定8万人のチベット人が隣国インド、ネパール、ブータンに逃亡。ダライ・ラマ法王も59年3月17日の夜にラサを離れてインドへ向かった。

10日の抗議活動を組織したTYCニューヨーク・ニュージャージー支部のツェリン・パルデンは、チベットのロダク出身。コンピュータサイエンスを学ぶため1999年にアメリカへ移住し、以後ニューヨーク地域で独立運動に携わってきた。

「今日は蜂起50周年を記念するために集まった。59年のチベット蜂起は中国当局によって鎮圧され、法王が亡命する結果になったが、それ以降世界中のチベット人、内地にいるチベット人によって運動は受け継がれてきた。この日、大勢のチベット人が亡くなった。中国が攻撃を始めたのだ;チベット史上、最も暗黒な時代が始まった」

デモ参加者は次のように叫びながら行進した。

「ロング・リブ・ザ・ダライラマ」
「チャイナズ・コミュニティパーティ・ライズ、チベタンズ・ダイズ
(中国共産党は嘘をつき、チベット人は死ぬ)」
「フージンタオ・イズ・ア・キラー (胡錦濤は殺人者)」

国連前では、中国の違法なチベット占領をやめるように訴え、チベットにおける民主主義、自由、人権を求めた。またクイーンズ地区では、中国体制とチベットに関するパネル・ディスカッションを開催。ユニオンスクエアでは集会が開かれ、昨年夏のオリンピック時期の抗議活動の模様などが上映された。

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AFP通信
"US urges China to 'reconsider' Tibet policy"


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by epea | 2009-03-11 22:56 | チベット・中国関連
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