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カリフォルニア州議会決議案、通らず

先日ご紹介したカリフォルニア州の「3月10日記念日制定」決議案、民主党派が推していたようですが、残念ながら通らなかったみたいですね。

否決されたのではなく、「議事運営委員会(Rules Committee)に差し戻し」、つまり議会での最終判断を回避するかたちになった模様です。

"Calif. Assembly sidetracks Tibet resolution"
By STEVE LAWRENCE Associated Press Writer
Posted: 03/16/2009 06:08:44 PM PDT
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by epea | 2009-03-18 12:57 | チベット・中国関連

3月17日に生まれて

今週から、東京はかなり暖かくなりました。
ええっ? もう桜がこんなに開いて? と驚いて近づいたら、木蓮の花だったのでした。
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今日のボストン・グローブ紙では、1959年3月17日に生まれ、その後もこの日に人生の節目を迎えているチベット人男性の話が紹介されています。
このまま映画の主人公になれそうな……
いえ、そこらへんのフィクションの主人公より、波乱万丈。もっとも、チベットにはそういう方々が多そうですね。

最近のラサの様子についても、少し触れられています。

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Boston Globe紙
"Dalai Lama and a man's passion for Tibet"
By Lobsang Sangay
March 17, 2009

50年前の今日、俗人の服をまとったダライ・ラマ法王は、ラサ郊外の夏の離宮をこっそり抜け出して、中国軍の監視の下から脱出した。同じ日、そのすぐ近くの家でルティン・ナムギャルは生まれた。だがその誕生の喜びに浸るどころか、両親は気がかりでならなかった。果たして息子は、中国の紅軍がもたらした暴力の渦を生き延びることができるだろうか。

今日、マサチューセッツ州メッドフォードに住んでいるナムギャルは、この5月2日にボストンへの訪問を予定している法王に会える日を、心待ちにしている。

ナムギャルは自分自身を、祖国で大いに敬愛されている指導者が8万人のチベット人を引き連れてインドへ逃亡しなければならなかった日に生まれた、不運な魂と感じてきた。1950年以降、中国軍による最初の侵攻を受けてから、チベットの人々は抑圧的な体制下で生きることを余儀なくされてきた。その間、数十万ものチベット人が亡くなり、数千をはるかに超える人々が投獄されてきた。

毎年誕生日を迎えるごとに、ナムギャルは、かつて独立国であった自国の闘いについて想いを巡らせる。3月17日が巡ってくるたびに、チベットの自由を求める闘いに対する自分の内なる情熱を新たにするのだ。

若い頃、ナムギャルは中国の大学で学び、その後、現在はチベット自治区と呼ばれている政府の一員として働いた。十分な給与をもらい、彼と妻はラサで中・上流の暮らしを送っていた。けれどもナムギャルは密かに、チベットの自由を求める地下組織の闘いに加わっていた。政治的囚人や人権侵害の情報を収集し、外の世界へ流出させていた。かなりの危険を伴いながらも、彼はチベットに密かに持ち込まれた亡命政治活動家達に関するビデオ上映なども行っていた。

また友人とともに、政治のポスターを公の場所の壁に貼って回ったり、チベット人の目にふれるように、中国当局の監視をかいくぐって回覧できるようにと、仏教寺院の石の下にビラを置いて回ったりしていた。

だがこうした生活も、1990年1月に音を立てて崩れた。警察に逮捕され、10日間投獄されたのだ。自分の道は閉ざされたと知ったナムギャルは、妻と4歳の娘を伴って、厳冬のヒマラヤの山々を越えた。まさに、ダライ・ラマ法王が1959年に越えた道だった。ほとんど凍死しそうになりながら、カルマの導きゆえか、一家はチベット亡命政府の拠点となっているインドのダラムサラにたどり着いた――3月17日のことだった。

逃亡が成功したにも関わらず、ナムギャルは重度の鬱状態に陥り、数週間ものあいだ寝たきりとなって死に瀕した。回復してからは、チベット亡命政府に職を得た。

1990年代初頭、アメリカの難民移住計画によって、ナムギャルはボストンに移住した。その18年後、故郷ラサでは2008年春の蜂起が始まり、それはチベット全域に拡大していった。

今日、武装した中国警察が重々しい銃を構えて街の通りを巡回し、屋根屋根の上には狙撃手が待ち構え、狙いを定めている。

ラサを目指してきたチベット人巡礼者は、ラサの街に3日以内しかとどまることができない。僧侶達は自分の寺院を2、3時間以上離れることは許されず、葬式の儀式を執り行うこともできない。必死になったチベット人のうち、ある者は地方の寺まで車を走らせ、一般人の服装をした僧侶達をこっそり街中へ連れてきて、仏教徒としての儀式をおこなってもらっている。そこまでお金のない人々は、かつてチベットを脱出し亡命政府の学校で学んでから帰ってきたチベット人の若者達を招いては、仏教儀式を行ってもらっている。彼らなら、基本的な祈りの言葉であれば学んでいるからだ。もし逮捕されれば、僧侶達も家族達も、厳しい処分に直面する。

チベットがこの、明言されてはいないが事実上の戒厳令下に置かれている時期、ナムギャルはめったに親族に電話をかけない。たとえ電話が通じても、中国当局に盗聴される恐怖から、親族はすぐに通話を切ってしまう。

昨年の春以降、中国による占領50周年を節目として、チベットでは断続的に抗議活動が発生している。アムドのキルティ僧院では僧侶が自らを焼身し、カムのリタンでは数百人の農夫が警察署を取り囲んだ。すべての抗議者達は、共通のスローガンを掲げている。法王のチベットへの帰還と、チベット人をそのままにしておいて欲しい、という願いだ。憤りが蓄積していく中で、チベットは深い奈落の底に沈んでしまいかねない――それによって、両方の立場の者が深く傷ついてしまうというのに。

自分自身の家族や故郷の人々に降りかかっている災難にも関わらず、ナムギャルはまだ、非暴力と対話を通じた宥和こそが、解決にいたる最善の道と信じている。彼は、5月2日ボストンのジレット・スタジアムにおけるダライ・ラマ法王の講話を楽しみにしている。そして、まもなく法王が自由になったチベットへ帰還されるようにと祈っている。自分の誕生日がもはや、法王がかの地を離れなければならなかった悲劇の日ではなく、長い間心待ちにしている喜びの日になるように、と希望している。

(筆者のロプサン・サンゲイ氏は、ハーバード・ロースクールの東アジア法学研究プログラム上級研究員であり、今回の法王ボストン訪問の設定・調整を行っている。)
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この記事の筆者、ロプサン・サンゲイ氏へのインタビュー動画がありました。
Dr. Lobsang Sangay interview on Special Meeting
(昨年11月の特別会議について)


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by epea | 2009-03-17 23:31 | チベット・中国関連

チベット民族蜂起50周年ピースマーチ

今日、14日の午後は、ピースマーチに行ってきました。
寒かった……。でも、よかった! 
悪天候にも関わらず大勢の人々が現れました。沿道からの反応も、とてもよかったのです。ピースマーチ、やった甲斐がありました!!

天気予報では午後から雨があがるとのことでしたが、正午を過ぎても冷たい雨が強まったり弱まったりしながら続いていたため、屋外で震えながらの準備。配布物(デモ参加者用のものと、行進中に付近の通行人に配布するSFTの印刷物)が濡れてぶよぶよにならないように、冷たい雨粒に気をつけました。

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昨夜からの春の嵐の強風で鉄道のダイヤが乱れまくっていて、雨もやまず……けっしてデモ日和とはいえない環境のもと、あまり人出がないのでは、と心配されたのですが、最初はまばらだった人影も、出発地点の公園での主催者&ゲストのスピーチが終わる頃には、公園内は傘でいっぱいに。

ゲストは、ダライ・ラマ法王の甥であるケドゥープ・トゥンドゥップ氏、中国民主家運動家の王さん、ウイグルのイリハム・マハムティさんほか(公園内を動き回っていて皆様すべての話を聞き取れず、お名前を記憶できなかった方、申し訳ありません)。

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しかも、ちょうどマーチが始まるのを見計らったように、雨がやんだのです!







公園を出てから渋谷駅のガード下をくぐり、宮益坂へ。
通行人の方々の反応が、去年より格段にいいと感じました。

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歩道側で足をとめて行列を見たり、写メで撮ってくれている人が大勢いました。
チラシを配っていても、去年とはうって変わって反応がよく、少し離れたところから「ください」とわざわざ手を伸ばしてくださる方、また、受け取りながら「がんばってくださいね」と声をかけてくださる方も!(涙)

用意していったチラシは、コースの半分になる前にすべて配り終えてしまいました。

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「チベットに、パンダを、返せ~!」
(いえ、今回はパンダ・コールはなかったのですが、)日本のデモではこういった着ぐるみや着物、鎧といった衣装など、通行人の人が思わず目をとめるような趣向を凝らした参加者が多いように思います。

こちらは、冬用の正装?を召されたチベット人女性のファッション。あまりに素敵だったので後ろからパチリ。帽子も毛皮つきでふちが広くて、暖かそう。


そして……華やかな青山通りから表参道にかけての広い道を、チベット旗がジャーーック!
ずーっと先まで、雪獅子旗の鮮やかな色が続いています。

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下の一枚は、最後に、出発点の宮下公園まで戻ってきたところ。先についた人々が歩道橋の上に群がるように、こちらを見ながら待っていてくれています。

公園に入る信号の手前で、私たちがまとまって渡りやすいようにと警官の人が交通整理してくださったのですが、それを待っていたしばらく間に、歩道橋の上にいる人々と呼応するような形でコールすることができたのが最後の盛り上がりになって、ちょうどよかったです。周囲の人々にアピールする格好の機会になりました。

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久しぶりに大声でアピールできて、よかったです。叫びすぎて喉が痛い(笑)  
雨に濡れたせいかちょっとゾクゾクする。。今夜は早めに寝ます。

今日のデモは以前から企画されていた大型のものだったのですが、先週にも似たようなデモがあり、すでに報道されていたためか、今週はTV取材は来ていなかったようです。
通信社の方々は取材に来てくださっていました。雨の中、ありがとうございました。

AFP通信
「チベット動乱」から50年、都内で平和行進

*

最後になりましたが、主催のTSNJ所属団体の皆様に感謝したいと思います。TSNJというのは日本最大のチベット支援組織であるようですが、実態としてはTSNJという名前の一つのグループがあるわけではなく、「代表的な支援グループ間の連絡会」という位置づけなので、今回のピースウォークも複数の団体が協力して成立させたということになるのだと思います。私は当日にちょろっと手伝っただけで状況がよく見えていないのかもしれませんが、中でもSFTJの人々は実質的な準備作業の多くを担っていらしたようにお見受けしました。

SFTJの方々は、先のブログでも書いたように、先週土曜7日「夜」の50周年記念イベントも準備なさっていて、どうやらその佳境の頃合に、急遽もちあがった先週土曜「昼」のもう一つのデモ主催者からあれこれお願いされた事柄が重なり、非常に大変そうなご様子でした(皆さん当然ですが昼の仕事をお持ちなので、もろもろへの対策で連日深夜までメールが飛び交っていました)。そして、7日の当日には、当初SFTJで予定されていた「朝」の中国大使館前アピール&「夜」の集会に加えて、「昼」のデモにも協力……と、終日イベント掛け持ちで、本当に大変だったとお察しします。こうした状況におかれても、SFTJでは大勢で効率的に役割分担なさっていて、たいへん素晴らしいと感じました。

そして先週に次いで、今週末のピースマーチでも実働部隊の役割を果たしておられました。
SFTJの皆様、たいへんお疲れさまでした&ありがとうございました。
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by epea | 2009-03-15 00:57 | チベット・中国関連

今週の欧米におけるチベット問題へのアピール関連リンク

(10日、チェコ大臣オフィスの窓に掲げられたチベット旗)
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11日、アメリカでは下院でチベット関連決議案が可決し、
"China criticizes US for resolution on Tibet"(ワシントンポスト紙)
"Tibet Resolution passed, Pelosi speaks, and a hundred Tibetans march on LA City Hall"(イグザミナー紙。LAデモの写真を掲載)

先のエントリでも紹介したように、カリフォルニアなど地方レベルでも同様な決議案を審議しようとの動きがあります。
"Tibet resolution stirs controversy in California"(サンノゼ・マーキュリー紙)

12日、EU議会でもチベット問題への実質的な取り組みを中国に促す決議案が採択され、
"EU lawmakers urge China to discuss real autonomy with Tibet" (AFP通信)
チェコでは10日、環境大臣Martin Bursikと教育大臣Ondrej Liskaがオフィスの外にチベット旗を掲げて支援の姿勢をアピールしました。
"Some Czech ministers publicly proclaim support to Tibet"(Ceskenoviny 紙)
"Czech Minister Honors Anniversary of Tibetan Uprising"
(エポックタイム紙。 ↑こちらの写真は環境大臣ではなく、昨年12月に法王と会談したハベル大統領)

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アメリカ下院決議文:
[H.RES.226.IH] 3月9日に提出された版
[H.RES.226.EH] 3月11日に可決された版
■上記とは別に、チベット難民支援策についての法案(Tibetan Refugee Assistance Act of 2009)も3月5日に提出されています(こちらは審議中か未通過)。
[H.R.1340.IH]

EU議会決議文:
"Tibet: EU Parliament Adopts Tibet Resolution"
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by epea | 2009-03-14 03:46 | チベット・中国関連

カリフォルニア州議会 VS.中国領事館

カリフォルニアでは、3月10日を「ダライ・ラマ法王とチベット問題に対する意識を高める日(Dalai Lama and Tibet Awareness Day)」に制定しようという提案が話題を呼んでいるようです。
"California legislature recognizes March 10th as Dalai Lama and
Tibet Awareness Day"

カリフォルニア州議会に決議文を提出しているのは、サム・ブレイクスリー議員。息子さんがTCVダラムサラで英語を教えているそうです。

昨年4月、あの蜂起の後に提出した時は通らなかったのですが、その後12月に再びトライして、このたび本議決段階まで進む瀬戸際まで持ちこんでいる、とのこと。
本当は先の月曜に討議・投票されるはずだったのが、意図的に議題から外されたため、ブレイクスリー氏は次の月曜16日に再度、議会に持ち込む予定。

投票から外された裏では、中国側が決議文を通すまいと暗躍していたらしく、
"Tibet resolution stirs controversy in California"
中国領事館の代表者が州議会議事堂のホールを歩き回って、決議案に反対するよう議員達を説得。また、総領事の名前で議員達に送りつけられた手紙では、こういう決議は米中関係を損なう、と警告している。

「世界経済の雲行きがあやしい状態にある現在、世界で最も発展の進んだ国と最も発展の進みつつある国が手をとりあい、同じボートにのって川を渡っていこうではありませんか。」
チベットは「かつて独立していたことはなく」「中国に侵略されたり占領されたわけでもなく」「中国が改革したために『中世の農奴制と神政支配』から解放されたのです」

ブレイクスリー議員は、「中国政府は『ショッキングで恥知らず』なロビイング活動を行っている」と批判。AP通信も事実関係をサンフランシスコの中国領事館に問い合わせたが、回答は得られていない。

「カリフォルニア州議員に外国政府が積極的に干渉していることがわかった以上、この決議について投票は実施されるべき。州議会で正規の手続きを踏んで作成された議案に投票が許されないとしたら、わが州議会の独立性、民主性が危機にあるといわざるをえない」

さすがカリフォルニアは意識が進んでいるといいますか、先端的な問題提起がなされる土壌が整っています。

ただし、サンフランシスコには世界最大規模のチャイナタウンがありますし、カリフォルニアには中国系移民の人々が多いですから、彼らの利益を代表している中国系議員の意見もあり、この決議が通るかどうかは微妙なところかもしれません。

実際に提出されている決議文"ACR 6"は州議会の公式サイトで読めるとのこと。

ちなみに、こうした決議文はいわば州議会の意思表示のようなもので、法案として成立するわけではない。つまり、法的拘束力をもつものではなさそうです。
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by epea | 2009-03-13 13:06 | チベット・中国関連

ロサルの頃の街の様子

10日、11日で各国のニュースサイトにはチベット関連記事がかなりたくさん出回っていましたね。ひところ、Google newsのWorldなんてチベットものばかり更新されて上がっていたらしいです。
ほとんどのニュースでは、「チベット域内に大量の武装警察が投入されている」と伝えています。それって実際、どんな感じなのでしょう?

ちょっと見てみましょうか……?

ラプラン大通りの正月(2009年2月)
ラプラン僧院周辺の正月(2009年2月)
ラプラン街中広場の正月(2009年2月)
ラプラン大通りの正月_2 (2009年2月)
ラプラン大通りの正月_3 (2009年2月)
ラプラン大通りの正月_4 (2009年2月)
ラプラン僧院入り口_1 (2009年2月) 
なんなんでしょう黒ジャージの人たち、おおぜいで? 門前で体操でもしますか?
ラプラン僧院入り口_2 (2009年2月) 
お参りにきたお爺さんに、わざわざ迂回する道を教えてあげているんですね? 親切だなぁ?
ラプラン (2009年2月) 
なるほど! 都合のわるい人を見つけたらすぐこのバンにつっこむのですね? こんなに大きいのを待機させているなんてさすが用意周到ですね、これなら余裕で10人ぐらい突っ込めそうだし、即刻立ち去れば証拠隠滅も完ぺきですよね!
ラプラン (2009年2月) 
皆さん、催涙ガス弾もっていらっしゃるそうですよ。わぁ~さすが 大きくてりっぱな銃に、盾ですね! これならどんなにでっかい石ころが飛んできても対抗できますよね、あたまいいなぁ!

……ごめんなさい、この3月で50周年になるからって、最近になってあわてて警備増強していたわけじゃないですね、もっとずーっと前、去年の段階ですでに事実上の戒厳令を敷いていらしたのですよね! ちゃんと紹介しないといけませんね!
リタン (2008年12月)
アバ (2008年2月)
去年のロサルの頃だって、手抜きなんかしてませんでしたよね! 3月の「暴動」が起きる前にも、こーんなにしっかり警備していらっしゃったんですものね!
リタン僧院の中庭 (2008年11月)
そうそう丸腰のお坊さんを撃つにもしっかり手入れしておかないとね!
ラサ (2008年9月)
いいなぁ~ こんな中をのんびり散歩して楽しそうだなぁ!
青蔵鉄道 (2008年9月)
わぁ~これが噂の『侵略鉄道』なんですね! 車窓の景色が雄大で心が洗われるなぁ・・・!


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参考:お口直し
本来のラプラン 大タンカご開帳 by 野町和よし氏
エッセイ 「チベット・砕かれた仏の国」
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by epea | 2009-03-13 01:00 | チベット・中国関連

熱い!ささ監督のNYレポート & 14日の予告

若松さんのレポートでロンドンの熱気が伝わってきましたが、10日のニューヨークも熱かったみたいですね! 3500人も集まったそうです。

#去年5月の東京デモは何人でしたっけ、4200人だったかな? 
#代々木公園を揺るがした、あの人数に近い規模ですね。

映画『雪の下の炎』の、ささ監督のブログに、そのあつーい様子がアップされています。
March 10 + Ngawang Sangdrol la's speech:まだ耳に木霊する数千人の声!

元「良心の囚人」として世界的に有名なガワン・サンドルさん(⇒法王事務所サイトに詳しい説明があります)のスピーチ動画に、日本語字幕を入れてくださっています(早っ)。また、ちょうど去年の3月にチベットを旅行中、不当逮捕されたアメリカ人女性の体験談も紹介されていて興味深いので、ぜひ読みにいってみてください。
そして、超多忙にもかかわらずこのところがんばってブログ更新なさっている ささ監督です、ブログにコメントを入れて、応援しましょう……!

(NYデモについては、一つ前のエントリで紹介したEpoch Times(大紀元・英語版)にも迫力の写真が載っているので、見てみてください。)

・・・・・・さぁ~ みなさん! ロンドン、ニューヨークときたら、、、
次は東京が、気合をみせる番ですよね?! Last, but not the least!!!

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『チベット民族蜂起50周年ピースマーチ@渋谷』

日時
2009年 3月 14日 (土曜日)

場所
渋谷区神宮前6-20-10 (地図)
http://maps.google.com/maps?hl=ja&q=渋谷区神宮前6-20-10

説明
今年3月10日は、1959年のチベット民族蜂起から50年にあたります。
TSNJでは毎年3月にチベットの平和と自由を訴えるピースマーチを東京で開催しています。早春の1日、チベット人と日本人が一緒に歩き、チベット支援を呼びかけませんか。

1959年の民族蜂起から50年に当たる今年、昨年3月にチベット全土で巻き起こった歴史的な抗議から1年の節目でもあり、チベット人達は今できることをやろうと必死の思いでいます。私たちに出来ることはよりたくさんの方がチベットを支援しているということを示すことです。たくさんのご参加をお待ちしております。

【チベット・ピースマーチとは】
チベット民族蜂起--1959年3月10日、ラサの民衆が蜂起して中国軍と対峙、
ダライ・ラマ法王14世が亡命を余儀なくされ現在へと至る--を忘れず、チベットの
平和と自由を求めて世界各地で実施される平和行進です。


開催概要
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日時:2009年3月14日(土)14時集合
場所:渋谷・宮下公園(渋谷区神宮前6-20-10)
 JR・私鉄・地下鉄各線渋谷駅下車 徒歩約5分

予定コース:
宮下公園-宮益坂-青山通り-表参道-神宮前-明治通り-宮下公園

時間:(予定につき、変更される可能性があります)
14:00~14:30 主催者挨拶と諸注意、ダライ・ラマ14世の声明(予定)など
14:30~15:45 ピースマーチ
15:45~16:00 主催者挨拶、チベット国歌斉唱など


ピースマーチにご参加くださる方へ:
・事前の参加申し込みは不要です。当日、集合場所へお越しください。スタッフがお待ちしています。お1人でのご参加、友人とお誘い合わせでのご参加、いずれも大歓迎です。
・「チベット」をアピールする服装や盛装でのご参加大歓迎です。例年、チュバ(チベットの民族衣装)や「Free Tibet」Tシャツ、チベットのサッカーチームの公式ユニフォーム姿の方々がいらっしゃいました。
(もちろん普通の服装でもまったくかまいませんし、普通の服の人のほうが多いです。)歩きやすい服装と靴でお越しください。
・プラカードやチベット国旗をお持ちの方はぜひご持参ください。旗は、チベット旗のみご用意ください。
・デモ行進時には、TSNJ参加団体の用意した配布物以外は禁止です。
・寒い時期ですので、各自体調管理にご注意ください。
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みなさま多数のご参加をお待ちしております。

主催:TSNJ - Tibet Support Network Japan
http://www.geocities.jp/t_s_n_j/
問い合わせ先:tsnj2001@gmail.com

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去年5月の東京デモ、最後の代々木公園野外ステージより。
五月晴れの、とっても気持ちのいい一日でした。
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by epea | 2009-03-12 00:59 | チベット・中国関連

蜂起50周年関連ニュース

パユル記事の訳は出回っているようですので、それ以外をいくつか。
抜粋抄訳です。

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Voice of America
"Tibet Uprising Anniversary Marked by Global Protests, Prayers"

蜂起50周年を記念して、世界中のチベット人や支援者が抗議活動や祈りの儀式を行った。
オーストラリアの首都キャンベラでは大規模なデモ、警察による逮捕者も出たとのこと。
現在EU議長国であるチェコでは、マーティン・ブルシク環境大臣が自分のオフィスの外にチベット旗を掲揚。

米国ワシントンではロバート・ウッド国務省報道官が、中国政府との間の実質的な対話の呼びかけについて繰り返し言及、またクリントン国務長官が50周年に関する声明を発表する見通し。米国議会では今週中に、チベット問題に平和的解決をもたらすための国際的な取り組みに関する決議(拘束力はなし)への投票が行われる。中国側は反発。

ネパールでは数百人のチベット人がカトマンドゥ付近の寺院で祈祷集会。スローガンを叫び、警察とのもみ合いも。

台湾では最大野党が高雄でチベット支援集会を開催。首都ではキャンドルライト集会を実施。

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英 The Times
"Lockdown in Lhasa as Chinese police brace for Tibetan protests"

中国、チベット本土に武装警察を大量投入、僧院を包囲。
ラサでは黒塗りのバン(特殊暴動対抗警察)が、ジョカン寺の周囲をはじめ通りを巡回。
武装警察隊の人員は、各分隊あたり5人→13人に増強。

10日、街中に巡礼者の姿はほとんど見られず、商店も閉ざされていた。ホテル主いわく「警察のチェックが厳しく、常にIDを携行していなければ。」

ラサ市内では盗聴されるため、携帯電話は無意味。
さらにChina Mobile(携帯通信事業者、中国のドコモみたいな感じ)は「3月10日から4月1日までシステム保守」を通告、チベット人がメッセンジャーで街の様子を外部に送信するのを防ぐ目的とみられる。

【蜂起50周年記念写真特集はこちら】

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India Times
"Tibetans mark 50th Uprising Day"

【ブバネシュワール】1963年からインド・オリッサ州に住んでいる数百人のチベット人が10日、蜂起50周年に合わせて大集会を実施、自分達の帰還に向けて対策を始めるよう中央政府にアピールを行った。
「数千人のチベット人が亡命生活を送る一方、数百万の人々は中国政府の占領下にある本国で悲惨な生活にあえいでいる。この日は、過去50年間に行われてきたチベットにおける著しい人権侵害に対する抵抗の日」と、チャンドラギリから来たチベット人ジャンペル・ドンドゥップは語る。

「チベット人は最も過酷な暴力にさらされてきた。『チベットでは大量殺戮が行われてきた』と国際法律家委員会が認めるほどだ」と、チベット青年会議(TYC)議長のナムギャル・ツェリンは述べている。

チベット人は中央政府に対し、中国政府が「強打(strike-hard)運動」や「愛国再教育運動」ほか様々な弾圧をやめるように圧力をかけるよう望んでいる。

「国際メディアが自由にチベットから報道できるように、中立の国際調査団がチベットにはいって2008年3月以降の蜂起運動について調査できるように、国連特別報道官ほか、人権関連の高等弁務官らもチベットに入れるように要請しています」と、チベット女性協会(Tibetan Women's Association)ツェリン・ドルマ会長は語っている。

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AP通信
"China clamps down on anniversary of Tibet uprising" ←軍人パレードの写真あり

【康定】10日、50周年を警戒した武装警察が、チベットおよび反体制色の濃い中国西部の街や村々にあふれた。

チベット人も旅行者も、警察のIDチェックが厳しくなったと語っている。
「通りには武装警察の姿が増えた。バス停、交差点、裏道にまでいる」と、北京の旅行代理店に勤務する者は言う(弾圧の隠蔽を図る政府からの報復を恐れているため、匿名希望)。

昨年激しい抗議活動の続いた四川省甘孜(カンゼ)康定の街では、マシンガン装備の軍や対・暴動警察の隊列が中央広場を行進。

近日の重点的な武装警察配備については様々なチベット系コミュニティから伝わってくるが、ほとんどのチベット域(中国全土の約4分の1)から外国人観光客や報道機関が締め出されているため、状況の確認はきわめて難しい状態。

ラサ在住者はChina Mobileより「3月10日から5月1日まで」ネットワーク改善のため通話やメッセンジャーの通信が乱れる可能性がある、との通知を受けている。
(訳注・英タイムズ紙の記事では「4月1日まで」となっています)

他の街の住民も、チベット人や宿泊客に対するID検査が厳しくなっていると証言。Changdu(訳注・Chengdu?たぶん成都のこと)のホテルの女性によれば「青海省や甘粛省から来たチベット人はIDカードを示さなければならないが、漢人にはその必要はない」

チベット第三の都市ツェタンのホテルに勤めるある人(匿名希望)は、警備は先週から特に厳しくなったと語っている。「警察が毎日、宿泊客のチェックに訪れる。比較的静かな状態ではあっても、今はきわめて厳格なセキュリティが敷かれているのを感じる」

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Epoch Times(大紀元・英語版)
"Tibetans March for 50th Anniversary of Uprising Over 2,000 march from Brooklyn to U.N." ←NYデモの写真が迫力

【ニューヨーク】蜂起50周年を記念して10日、ニューヨークでは大行進が行われた。ブルックリンボロー・ホールを起点にブルックリン橋を渡り国連本部、中国大使館/領事館前を経由して、夕方にはユニオンスクエアに到着した。

チベット亡命政府のサイトによると「中国軍情報部の報告書でも、人民解放軍が1959年3月から10月の間だけでラサおよび周辺地域におきた抵抗運動でチベット人87000人を殺戮したことを認めている」という。その後、推定8万人のチベット人が隣国インド、ネパール、ブータンに逃亡。ダライ・ラマ法王も59年3月17日の夜にラサを離れてインドへ向かった。

10日の抗議活動を組織したTYCニューヨーク・ニュージャージー支部のツェリン・パルデンは、チベットのロダク出身。コンピュータサイエンスを学ぶため1999年にアメリカへ移住し、以後ニューヨーク地域で独立運動に携わってきた。

「今日は蜂起50周年を記念するために集まった。59年のチベット蜂起は中国当局によって鎮圧され、法王が亡命する結果になったが、それ以降世界中のチベット人、内地にいるチベット人によって運動は受け継がれてきた。この日、大勢のチベット人が亡くなった。中国が攻撃を始めたのだ;チベット史上、最も暗黒な時代が始まった」

デモ参加者は次のように叫びながら行進した。

「ロング・リブ・ザ・ダライラマ」
「チャイナズ・コミュニティパーティ・ライズ、チベタンズ・ダイズ
(中国共産党は嘘をつき、チベット人は死ぬ)」
「フージンタオ・イズ・ア・キラー (胡錦濤は殺人者)」

国連前では、中国の違法なチベット占領をやめるように訴え、チベットにおける民主主義、自由、人権を求めた。またクイーンズ地区では、中国体制とチベットに関するパネル・ディスカッションを開催。ユニオンスクエアでは集会が開かれ、昨年夏のオリンピック時期の抗議活動の模様などが上映された。

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AFP通信
"US urges China to 'reconsider' Tibet policy"


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by epea | 2009-03-11 22:56 | チベット・中国関連

「熱すぎてやけどしそうなロンドン」 Part2

ロンドンの若松さんより、またまた「熱すぎてやけどしそうな」ロンドンレポートがメーリングリストに投稿されていましたので、転載します。

3月10日の様子です。
イギリスでは、選挙民が国会で(?)面会を要請すれば、自分の居住区の議員に必ず会うことができるのだそうです。

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さて、今日3月10日チベットの抵抗の歴史が始まって50年目の正午きっかりに、ウエストミンスター寺院で、チベットの動乱で亡くなった人びとのための法要が司祭とチベット僧ドルジェ デンパ リンポチェによって執り行なわれました。

小雨降りしきる中、その足で本日のメーンイベント、お隣の愛称ビッグベン国会議事堂前に集結。

北はスコットランドの北端アーガイルから、ウェールズ、在英チベタンはチべ正装の出で立ちでと、続々と推定250人ほどがチベ国旗をはためかしながら集まり、マスロビーと称して国会に乗り込みました。
整理券をもらって並び、雨にぬれることしばらくして、国旗はしまってくださいとのアナウンスがあり、警備のポリスが、国会の中では国旗やサッカーチームのシャツもイケナイんだ。。と説明。ぼくがこの規則作ったんじゃあ、ないよお。。なんてお茶目な警察官であった。

イギリスには自分の居住地区の代表議員に国会で会見を申し込むと、議員は必ず会見しなければならないという決まりがあるらしく、それを利用して一斉にチベットについて直談判しようという企画。まず国会中央広間で、企画者のチベット支援団体の人達が名前を登録して、参考資料としてダライラマの本日の声明のコピー、片面チベ国旗で裏が要請書になったカード等を手渡される。
内容はいかの4点を強調します。

1;国家提出法案(EDM) No. 978: ”2009年3月10日チベット、民族蜂起の50周年”に賛成署名してください。

2;中国北京のイギリス大使館に、チベット支局を設置する

3;イギリス政府チベット担当官を就任させる

4;2008年春の平和的な抗議行動を含めた、武力行使について徹底かつ独立調査
を行うことを発起する。

おしまいの所に名前や住所を記入して進むと受付で、自分の住む地区の代表議員の名前を言って待つ。

皆、それぞれ、手に手に自分なりの手紙を用意して来ている人、びっしり正装のチベット人家族がいて早くも、議員事務所から出て来た議員と肩を並べて、脇のソファーの方に移動していく人もみえる。同じ地区から何人もいる時はグループで議員と会見。

この日、パルデン老師も別口で議員に会見していて、いつものお元気な姿が見えた。
土曜日のデモで感動的なスピーチをしてくれた中国民主化運動家のシャオ ジャンもいるし、ペマヨーコさんところはご家族でチべ正装、お父さんかっこい~。
イギリス国会議事堂内はチベット色で一杯!

私の地区の議員はマイク ペニングといって保守党の議員だが、まず出てくるなり去年ダライラマがイギリス国会で発言された時のことをネルソンマンデラに会った時と一緒の、最高の経験だったと言った。

私が、先日のミリバンド外相のイギリスの宗主権についての発言をどう思うかと聞くと、大変批判的な意見で、旧インド領主としてイギリスのチベット問題についての責任と、中国に対する明確で強気な外交こそが必要だと考えていると、語った。経済問題についてだって、中国だって物を売りたいのだから。。とも言った。

国家提出法案(EDM) No. 978: ”2009年3月10日チベット、民族蜂起の50周年” に賛成署名してくれる。と約束してくれました。
おもわず、抱きつきたい所をこらえてクールにサンキュウと言って別れる。

彼にはことあるごとにチベットについて手紙を送ったりしてますが、いつも返事を返してくれていて、なにより私におべっか言っても意味がないので、信用していいと思いました。

終わりにはフィードバックとして会見の内容を記入して支援団体に手渡し今後の資料に役立てます。
帰りし、亡命チベット2世のテンジンは、”こうやって具体的に皆でイギリス中央政府のてっぺんまでもって行って、直談判できたってことが本土のチベット人に励みにきっとなると思う。”と語ってくれました。

はあ~、今日もチベロンドンは熱かったあ。。
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by epea | 2009-03-11 11:50 | チベット・中国関連

英ガーディアン紙による50周年記念写真集

The Guardian: "The Tibetan Uprising: 50 years in protest"
1959年当時から昨年にかけての貴重な20枚の写真を掲載(左上の赤い矢印をクリック)。

・2枚目: 59年3月17日、中国支配への抗議運動のためにポタラ宮の前に集まった女性の大群集。『雪の下の炎』にも描かれていましたが、女性貴族クンデーリン・クンサン・ラが率いたという抗議運動の光景と思われます。圧倒的。

・7枚目: 同じく59年。蜂起した僧侶達が人民解放軍に囲まれ、武器を置いている。

・13、14枚目: 79年蜂起の一場面。
……去年の写真かと思ってしまった! ずっと同じ状態が続いてきたことが伺えるショット。
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by epea | 2009-03-10 23:10 | チベット・中国関連