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金木犀

おとといはひどい嵐だった。
昨日の朝、玄関の扉を開けたらいきなりつよく匂って、驚いた。
あれほどの強い風に、花も香りも飛ばされなかったんだ。

急に寒くなった。


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by epea | 2009-10-11 00:40 | 日常雑記

ラモ・ツォさんドキュメンタリー『海の裏』 日本語字幕化、進行中

以前の日記でも紹介しましたが、現在、チベット人映画監督であるドゥンドゥップ・ワンチェンさんを釈放するように中国政府へ働きかけるキャンペーンが世界的に展開されています。

「良心の囚人」"LEAVING FEAR BEHIND" 映画製作者を救え!

このほど、このドゥンドプ・ワンチェンさんの妻ラモツォさんのドキュメンタリー映像が、チベット女性協会によって制作されました。チベット語原題は『海の裏(英訳: Behind the Sea)』というちょっと変わった題名で、ただいまルンタ・プロジェクトと有志の人々が、日本語字幕制作を進めているそうです。もうしばらくしたら日本でもさまざまな機会で上映されるでしょうから、楽しみに待ちましょう。

英語字幕版はすでにネット上で公開されていますので、興味あるかたはぜひご覧ください。
10分程度の、ごく短いものですが、引き込まれます。
"Behind the Sea"

ラモ・ツォさんは今、4人のお子さんと姪っ子さん、そしてドゥンドゥップさんのご両親と一緒に、北インドのダラムサラで暮らしているそうです。ダラムサラというのは、チベット人の亡命政府がある「インドの」街です。
(この点よく訊ねられるのですが、ダラムサラというのは「チベット本土ではなく、インドの地名」です。インド領だからこそ、中国支配下となっているチベットから脱出してきたチベット人たちが、難民としてこの街にとどまっていられるのです。)
ダラムサラでは、亡命してきたチベット人が大勢寄り集まるようにして、暮らしています。

ラモ・ツォさんの細い腕に、子供たち・義父母・姪、全員の生活がかかっています。
毎日、朝(というより真夜中)の1時か2時ごろに起きて、5時半ごろまでかけて大量のパンを焼き、それを街の中心のバス・ターミナルまで売りにいく。売れた分の日銭で、一家8人の暮らしを支えています。

ダラムサラは、山の中腹にあるような街です。ダラムサラの坂道……普通に歩くだけでも汗が噴き出してくるような、傾斜のきつい道もあります。私など、昨年の滞在中に毎日上り下りしていたら、最初の二週間でたちまち脚が細くなったほどです。
そんな道を、ぎっしりとパンのつまって重い、自分の背丈より大きいカゴを背負って、毎朝通っているのでしょうか。
バス・ターミナルといったって、さほど大きくないコーチが頻繁に往来する、埃っぽい小さな空き地です。上の映像では、ラモ・ツォさんが降ってきた雨にパンを濡らさないようにビニールカバーをかけたり、よけたりしながら、せまい道端に座っている様子が映されています。

また、上のお嬢さん(この映像では10歳と紹介)へのインタビューもあります。
が……これはいったい、10歳の子供の言葉でしょうか……? もうすでに、大人の言葉です。
いえ、日本では大人ですら果たして、このような受け答えのできる人がどれほどいるのか?などと思ってしまう。

日本語字幕ができたら、これはぜひ、小学生の皆さん、小学生のお子さんをお持ちのお父様・お母様がたにご覧いただきたいです。 

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皆さん、ドゥンドゥップ・ワンチェンさんを助けてください。
ハガキやオンライン署名が力になります。
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「チベットNOW」では、ダラムサラ在住中原氏によるラモ・ツォさんへの詳細なインタビューが掲載されています。
ドンドゥップ・ワンチェン氏とその妻ラモ・ツォ
ITSN政治囚キャンペーン/再びラモ・ツォにインタビュー
ドンプップ・ワンチェン解放キャンドルナイト/残された家族


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by epea | 2009-10-08 01:46 | チベット・中国関連

週末の深大寺にて

先週末はいい天気に恵まれて、女性の国際仏教会の皆さんと深大寺さんにお参りさせていただきました。
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昨年来、『雪の下の炎』の復刊を応援してくださっていた尼僧さまや、チベット仏教徒の女性のかたが中心になって企画された集まりでした。お二人ともご多忙でなかなかお会いできなかったので、久しぶりに元気な姿にお目にかかれたのが嬉しかった。

こちらの尼僧さま、実は英語がペラペラ。外国人参加者の多い催しだったので、ご住職のかたわらに立って法話を通訳なさっていて、かっこよかった! こんな尼僧さまもいらっしゃるのだと驚き、誇らしく感じました。
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このかた、昨年春のチベット関係の大集会にもご協力くださり、入り口でモギリをやってくださったのです。活動する僧籍のかたがいらっしゃるのは、とても心づよいことでした。尼僧さまが立ってくださって会場入り口の空気が目に見えてやわらかくなり、とてもいい雰囲気になったのです。

法話に続いて、瞑想とお護摩の儀式に参列しました。
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天台宗や真言宗の読経は、迫力があっていいですね。このあたりの近場では高尾山の薬王院も有名ですが同じように、ドンドコドコドコ、太鼓の節にあわせて般若心経を唱えるので、大声で唱和しても全然問題なし。久しぶりに思い切り声を出して、気持ちよかった。こういう時、密教系は羨ましいなぁと思ってしまう。うちの真宗のご縁さんでは檀家さんも皆さん静かなので、控えめに声を出すだけでも目だってしまい、ちと恥ずかしいのが難点。

迫力の護摩焚き。
火花が高く散っていました。
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由緒ある釈迦如来像も間近に拝見しました。七世紀末の制作と推定されているそうですが、一九世紀以前の伝来については謎に包まれているのだとか。関東地域では最も古い仏像として、埋もれていたお堂の中から明治期に発見された時は話題を呼んだそうです。
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by epea | 2009-10-06 03:36 | 日常雑記

10/4(日)第2回芸術フォーラム/「破壊前・破壊後・破壊中」

今週から、うちの通勤経路にもついにキター!
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どうでしょ、この派手な宣伝ぶり。こんなポスター見たら…こんな物凄い千手観音様のポスターを間近で見たら……行きたくなってしまいますよね。昨今は仏像ブームだというし、興味を惹かれる人も相当数いらっしゃるのでは。仏像は国内のオタクな人々の間だけでなく国際的にも人気が高まっているそうで、クリスティーズのオークションで高値で落札されている様子やシカゴ在住コレクターのインタビューなどが、しばらく前の「クローズアップ現代」でも報道されていました。

この展覧会については、「行かざるべきか?(=チベット仏教文化の破壊者たる政府の懐に入場料からあがる収益が入るのはけしからん) or 行くべきか?(=実際の展示内容を見てからでなければ検証できない)」 
道義的には、主催側には「いっっせんも払いたくない」気持ちはあるものの、「せっかくだから、大勢の日本の人たちに来てもらって、もっとチベットを知ってもらう機会になればいい」と冷静に発言しているチベット人のかたもおられます。

また、この展覧会は欧米を回ってきたものだそうですが、日本での展示内容は、欧米とはまた違っているらしい。日本の先生がたや関係者が暗躍してくださったのか・・・?
中国で複数の博物館を見てきたという人に先日、「聖地チベット展」の感想をうかがったところ、「中国国内のものと比べたら、率直に言って非常にフェア」 と。うーむ、こんなことを書いては熱心なチベット支援者から袋叩きにあいそうですが(汗)、ここはひとつ、日本側の展示関係者の隠れた努力の成果もあるらしい、ということで。

そこで、『聖地チベット』補完計画、第二弾のお知らせです。芸術フォーラムの講演会。
今週日曜、行ける人がうらやましい。前回も、とても好評だったようですね。
第一回の田崎先生の講演については、りんかさんがまとめてくださっていますので読んでみてください。

それから、
この企画のトップページ。
↑ ここの、赤いボタンからダウンロードしてね。
えらく力の入った資料ですから。チベット展に行く人は必携、行かない人にとっても、詳しい説明に加えて一目瞭然の対比がわかりやすい、写真もりだくさんのスグレモノ。「使用前・使用後」、じゃなくて、「侵略前・侵略後」「破壊前・破壊後」ですね。

参考: 「破壊前・破壊後」……というより、もろ「破壊中」の映像も、数年前から出回っています(2001年、ラルンガル・ゴンパ)。こんなあからさまな証拠映像があるなんて、驚きですね。
この事件、続報に関する説明はこちら。

**********(以下、芸術フォーラムからのお知らせ)************
今週日曜日、「聖地チベット展」を開催中の上野公園で、「聖地チベットを考える」セミナーの第2回が行われます。「聖地チベット展」の来場者に「本当のチベットを伝える」ための催しです。

チベット芸術フォーラム シリーズ講演会
「守りたい天空の至宝 聖地チベットを考える」

第2回 10月4日(日)

【講演】ダライ・ラマとチベット
~世界の屋根チベットからアジアを、世界を考えてみよう~
田崎國彦氏(東洋大学東洋学研究所客員研究員)

【日時】2009年10月4日(日) 14:00開場 14:30~16:00
【会場】東京都美術館 東京都台東区上野公園8-36
【入場料】無料
【定員】200名(先着順)

※講師及び演目は変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

【主催】チベット芸術フォーラム

また、チベット芸術フォーラムのWebサイトでは、「聖地チベット展」で展示されて
いる仏像や寺宝の所蔵元寺院の歴史と現状に関する資料が公開されています。
http://tibet-artforum.com/
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by epea | 2009-10-03 03:13 | チベット・中国関連