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ガザ情報関連ブログ

ガザで起きていることについて、自分はごく表面的な知識しかないため、勉強になるブログを備忘録としてここに転載。


日本のテレビで放送されないなら、ここで写真だけでも。
Al Jazeera
Electronic Intifada


■みんみんさんの「たいようとあめのしるし」
情報サイトへのリンク多数。独立系放送局によるディスカッションのストリーミングなども。
みんみんさん、いつもありがとうございます。


■牧童さんの「来世牧童になるために」
2009-01-05
『ぼくらがガザを去ってしまったら、いったい誰が、ぼくたちが今、目にしているこの戦争犯罪を証言するのですか。』イスラエルが今やっていることは計画的虐殺行為だ。麻生首相のコメントは恥ずかしい。

2009-01-01 には、以下のサイトへのリンクもあり。
パレスチナに公正な平和を実現するためにあなたにもできる25の行動
日本国政府への署名


■森沢典子Web Site:
「2009年1月4日(日) イスラエルによるガザ空爆について」
↑ こちら、あまりの相似に慄然とする。未読の方はぜひリンク先へ。

以下、一部抜粋。(太字はepeaが勝手にしています。)
安易に比較すべきでないとは思うが、
「ガザ」を○○に、「パレスチナ自治区」を○○○○自治区に、
「シャナブさん」を○○○○○○○に置き換えてみると……。

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今回のような大規模な空爆を許さない、国際社会の監視という抑止力が働くことを信じていました。でもそんな期待はあっという間に吹き飛ばされました。
長期間封鎖され、食事も水も電気も仕事も失われつつあるガザの人々に対し、戦闘機、無人戦闘機(卑劣です)、戦車、軍艦を総配備してイスラエルは容赦なく攻撃をし、それを国際社会は止められずにいます。
そしてパレスチナ側からの抵抗は一切認めようとしません。



いったいガザをどうするつもりなのでしょう。
先日知人が苛立ちながら私に質問してきました。
『どうしてハマスはロケット弾を撃ち込めば攻撃されることをわかっていて撃ち続けるんだ。』
その方は、イスラエルの攻撃は許されない、だけどハマスが攻撃を止めれば納まるのに・・・
と心配していたようです。
でもその言葉は私を深く傷つけました。
困ったことに、こうした質問に答える的確な答えを探しても見つけることが出来ない自分がいました。パレスチナの状況は勘のいい人ならすぐに理解できるかもしれませんがほとんどの人は中に行って、パレスチナ側から世界を見てみないと理解するのは難しい。想像を絶する状況があります。そして理解されない・・・ということが、本当に辛く孤立感や絶望感を生んでいます。

私も以前は抵抗するパレスチナ側を批判していました。
何故?と詰め寄ったこともありました。
でも闘わなくてどう生きたらいいのでしょう。
私たちが食べないと生きていけないと同じくらいに、
生きるために闘うしかなかったら。
そんな状況をどうやって私たちは想像できるのでしょうか。パレスチナで聴いた言葉が今でも心に焼き付いています。
『信じてください。世界というものは、弱い人々の言葉を聞かないものです。』
食糧支援、教育支援、医療支援、金銭的支援
それらを命がけでやってもやっても人々が殺され続け、政治部門、軍事部門と立ち上げ、それでも結局何をしても変わることの無かったパレスチナの状況
を憂いながら、ハマスの幹部イスマイル・アブ・シャナブさんが涙をためて私に言った言葉です。

シャナブさんは2003年当時、イスラエルと闘っても軍事的にはかなわないことを私にはっきり言いました。

『共存しか道は無いのです。そのためにもまずはパレスチナ自治区内のイスラエルの軍事的政治的占領をやめてもらうことです。そして共存のための話し合いのテーブルにつくつもりです。』
シャナブさんは政治部門のトップで、インタビューをお願いするたびに
繰り返し共存について発言しました。ラジオでも、日本のテレビ局向けにも発言していました。でもそれは大々的には報道されず、シャナブさんは2003年夏、乗っていた車に対する戦闘機からのピンポイント空爆で爆殺されてしまいました。

ハマスはイスラエルとの停戦に合意し、攻撃を止めている真っ最中でした。
その時私はイスラエル政府が望んでいることは共存でも占領の終結でもないことを知りました。停戦も和平なども望んでいないことを。それまでも、もしかしてそううかな?と思う節があっても、いや、まさか・・・と信じたい気持ちでいました。でもこの時知ったのです。

そしてシャナブさんの死を受けて、ハマスの残された人々は怒りに震え、停戦破棄を宣言しました。『ハマス停戦破棄』は各紙大々的に報道され、ハマス側から停戦が破られた印象が世間を走りました。その後私もガザに入れることは無く、今のハマスの状況も、パレスチナの状況も本当には把握し切れていません。

でもなぜ、新聞も報道のたびに「ガザを支配するハマス」と枕詞のようにつけるのか疑問は消えません。ハマスは、パレスチナの人々の選挙で勝ったアラファトを認めようとしないイスラエルと米国、国際社会の圧力により、国際監視団のもと正当な選挙で選ばれたパレスチナの第一党です。

そうなったとたん、それを認めず、秩序を著しく乱しているのは、イスラエル、アメリカ、そして私たちです。


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by epea | 2009-01-07 01:20 | 日常雑記
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